間食のしすぎは太りすぎの原因となりますが、上手な間食はダイエットの味方となります。うまい間食のとり方をして太らない生活を目指しましょう!
摂取カロリーが同じなら間食はダイエットに効果的
実は1日に摂取するカロリー量が同じならば、食事回数をできるだけ多くした方が太りにくくなります。
たとえば一般的な成人の摂取カロリーである2100キロカロリーを1日でとる場合。2100キロカロリーを1食でとるよりも、700キロカロリーを3食に分けた方が太りにくくなります。
この理由は、人間の進化の歴史が関係しています。人類の歴史において、いつでも食事が満足に食べられる状況というのは多くはありませんでした。そこで空腹状態が続いたときには、身体は「飢餓モード」に入り、栄養の吸収効率を上げ、脂肪を余分に蓄えるような仕組みがあるのです。
実はこれがリバウンドの原因でもあります。食事量を減らしてダイエットに成功しても、そのあとで食事量を戻すと、身体は飢餓モードに入ってますから必要以上に栄養をとりすぎてしまいます。その結果、食事量は元通りでも身体に吸収されるカロリー量は多くなりリバウンドしてしまうのです。
そこで、極端な空腹感を感じて体が飢餓モードに入らないように上手な間食をとることはダイエットをする上でも効果的なのです。
ダイエット効果のある間食のとり方
では、どんな間食のとり方がダイエットには効果的なのでしょうか。
昼食の3時間後の午後3時~5時が間食に理想の時間帯
この時間帯なら、夕食まで3時間ほどありますので夕食が食べられないなどの影響が出にくい時間です。また体内リズムからいっても栄養の摂取効率が下がっていますので食べても太りにくい時間でもあります。1日で最も動いている時間帯なので、カロリーもすぐに消費できます。
午後10時以降の食事は絶対にNG
午後10時以降の食事は、運動によって消費されることが少ないため、ほとんどが脂肪として蓄えられてしまいます。間食に限らず夜間の食事はとらないようにしましょう。
間食のタイミングは空腹感を感じてから1時間以内
間食のポイントは「極端な空腹感を感じないようにすること」ですから、空腹感を感じたら1時間以内には間食をとるようにすることが大切です。
間食に向いている食べ物
洋菓子ならば、ゼリー、ナタデココ、ババロア、シャーベット、ヨーグルト、クラッカー、カスタードプリンなど、カロリーが高すぎずに満腹感のあるものがよいでしょう。
逆にケーキやアイス、パイなどはカロリーが高い上、砂糖のほかにバターなどの脂質も含まれていますのでダイエットには控える方が無難です。
また和菓子ならば、水ようかんや大福、たい焼き、あんこの量が少ないあんぱんやせんべいなどがおすすめです。あんこの量が多いとカロリーが高いので注意しましょう。
食べすぎはNG
間食によってカロリーをとりすぎては元も子もありませんから、いずれにしても食べすぎは当然NGです。あくまで1日の総摂取カロリーの範囲内で極端な空腹感を感じない程度に間食をするのが目的であることをお忘れなく・・・。
間食を上手に使って、ダイエットを目指しましょう!